
次世代iPhoneでデュアルSIMが対応されるとの予測が出回っています。
デュアルSIMが可能となった場合に、「毎月の端末割引を受けるための3大キャリアとの契約」+「通信料を安くするため格安SIM」の運用が現実的か試算してみました。
デュアルSIMとは
なんとなく複数のSIMが挿せるのだろうということはわかりますが、詳しく知らないので何ができるかを調べてみました。
まずは当然ですが複数枚のSIMを1つの端末に挿せるということです。
そのうえでデュアルSIMシングルスタンバイ(DSSS)とデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)の方式がるとのこと。
何が違うのかと言うと
デュアルSIMシングルスタンバイ(DSSS)
2枚SIMを挿すことはできますが同時に有効に使用できるSIMは1枚です。
SIM1枚目を有効にしているとSIM2枚目は無効となっており、有効にする場合には手動で切り替えを行う必要があります。
手動と言ってもSIMを差し替えるという意味ではなく、スマホ内の操作で切り替えはできるようです。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
2枚のSIMを両方とも有効な状態で使用できる方式です。
両方のSIMが有効なのでどちらのSIMも受電することができます。
SIM1枚目でも電話がかかってくるし、SIM2枚目でも電話がかかってくるということです。(DSSSでは片方が無効なので電話はかかってこない)
仕事用の携帯を別に持つのが面倒くさい・・というビジネスマンには良さげです。(アドレス帳が共用だと問題があるかも)
ちなみに次世代iPhoneで予測されているのは後者のデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)です。
上位互換の方式でなによりです。
運用プランの検討
次世代iPhoneのプランは当然わかりませんので、現時点の最新機種であるiPhoneXに適用できるプランで検討します。
以下の3パターンで比較してみます。
- 3大キャリアで購入
- SIMフリー端末+格安SIM
- 3大キャリアで購入+格安SIM(デュアルSIM)
条件はパケット5GB、一定時間カケホありとしました。
3大キャリアで購入した場合(ここではdocomo)
※シミュレーションはこちらで実施
2年の運用費は約25.3万円です。
SIMフリー端末+格安SIMの場合
※シミュレーションはこちらで実施
2年の運用費は約20.4万円です。
キャリアは通信品質・料金のバランスで考えてmineoで試算しています。
5GBのプランはないので6GBで試算しています。
3大キャリアで購入+格安SIM(デュアルSIM)の場合
※シミュレーションはこちらで実施
三大キャリアで通信料を最大限下げて一番安く購入できそうなauのピタットプラン下限(1GB以下の通信使用)で約19.6万です。
これに加えてmineoのデータ通信のみのSIM5GBで考えると1,580円*24か月で37,920円(約3.8万円)です。
あわせて約23.4万円です。
まとめ
2年間の運用費 |
最安値との差 |
|
---|---|---|
3大キャリアで購入した場合 |
約25.3万円 |
+4.9万円 |
SIMフリー端末+格安SIM |
約20.4万円 |
0円 |
3大キャリアで購入+格安SIM(デュアルSIM) |
約23.4万円 |
+3万円 |
そんなに美味い話はありませんでした。
SIMフリー端末+格安SIMの方が3万円ほど安い結果になりました。
3大キャリアの契約は残しておきたいけど、できるだけ安くしたい人向けでしょうか。。
特殊な例ですが以下のプランであれば「3大キャリアで購入+格安SIM(デュアルSIM)」が最安となります。
SoftBankの家族データシェアの子回線を前提としたプランです。
別回線でシェアパックを組んでいることが前提にはなりますが、このプランでは3大キャリア契約が約12.2万円、格安SIM契約が約3.8万円で合計16万円となり最安プラントなります。
docomoもシェアプラン前提だと約17.4万円になります。
auは同様のプランはないのでこの方法は使用できません。
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